ICO

どうもこんばんは
久しぶりに書く気がします


この前、「道なき道」という言葉から、「未知なき道」 と 「道なき未知」
っていう言葉を連想してました


未知なき道、だと
先行きに不安のない、安心して歩ける道って感じがしますよね
逆に道なき未知、だと
先行きのまるでわからない、霧の中を歩くような不安を感じます
まあ未知っていう言葉がちょっと抽象的過ぎますけど・・・


ちょっと面白いなあって思いました
どうでもいいことなんですけど


それはそうとこの前宮部みゆきさんの小説、ICO〜霧の城〜を読みました


ICOはもともとPS2で発売されたゲームで
謎の城に放り込まれた角のある少年イコが、城の中で出会った少女ヨルダと城を脱出するゲームです


僕もやったことあるんですけど、非常に独特な魅力のあるゲームです
たぶんゲーム的な面白さ、という意味では際立った部分はないとおもいます
しかしそれを補って余りある(もちろん人によりますけど)ゲーム全体の雰囲気には、とても魅力的なものがあります


まあそういうゲームなんですが、宮部みゆきさんによるノベライズ化、ということで
多少(かなり)脚色、というか補足が加えられてます
もともとこのゲームは非常に言葉数の少ないゲームで、物語の正確なストーリーが語られることはほぼありません
それがこのゲームの魅力とも言えるわけですけど
小説にするにあたって宮部みゆきさんによる解釈がかなり加えられています


たぶんそれを受け入れられるかどうかで評価は大きく変わってくると思うんですけど
僕としてはゲームのあの少ない要素からここまで物語を創造したことはさすがだと思いました
宮部みゆきさんによる解釈で、壮大な物語に仕上がっています
僕としては面白かったです


気になったところとしては、2章くらいまでがけっこう読みにくいんですよね
物語を書くにあたって、舞台となる霧の城の描写がかなり出てくるわけですけど
ゲームやったことある僕でもちょっと想像しにくくて・・・
まあ僕の想像力が足りないだけかもしれませんけどね


あともしICOに興味をもって、これからゲームをやる可能性があるという方は、先にゲームをやることをオススメします
ゲームが前述した通り、かなり言葉数の少ないゲームですので
先に小説を読んでしまうと、宮部みゆきさんの物語に引っ張られて独自の想像がしにくくなる可能性があります


もちろんそれは各々の自由なわけですけれど
語り過ぎないのがICOの魅力でもあるので
自分なりの解釈ができた方が楽しいと思うんですよね
あくまで小説は「宮部みゆきさんによる解釈」だということです


…なんかだいぶ長くなりました
小説読んだらまたやりたくなってきたなぁ
今度PS3でリメイクされるらしいから、その時にまた買おうかなあなんて思ってます