Good Day Afternoon
僕は何か音楽とか絵とか何でもそうですけど
ひねったもの、一見暗いような、難解なモノがイイんじゃないかと思っていました
イイんじゃないかっていうより
イイのかなぁ、イイとされているのかなぁ
っていう、曖昧な感じなんですけど
けっこう美術作品とか観てると
人間の内臓とか肋骨がむき出しになっているような
いかにもグロテスクでショッキングなものがあるわけです
いかにも救いのないような
病んでいるような映像作品とか、そういうモノってわりとあるんです
僕はあんまりそういうのがわからないのに
「やっぱりそういうのが高尚なのかなー」
みたいな感じに一人で思っていました
別に肯定していたわけではないんですけどね
もちろん否定していたわけでもないです
ただ最近思うのは
ストレートで明るい、人にまっすぐに伝わる楽しいモノ
そういうのってやっぱり素晴らしいんですよね
けっこう俗っぽかったりして、かるく見られちゃうようなこともあったりするんですけど
「ふつう」に面白いモノって、単純に見えて、実はものすごくつくるのが難しかったりするんです
僕の中に「ふつうに楽しいモノよりひねった難解なモノの方がイイんじゃないか」っていう偏見があったわけですけど
少し前くらいからそれがなくなってきました
実際僕はかわいくて楽しいモノが大好きです
これは僕の好みなわけですけど
そういうモノの中でも、僕が大好きな「Good Day Afternoon」という歌があります
これはCOILがつくった歌で、かつてChappieという架空のアイドルに提供した歌です
↓
http://www.youtube.com/watch?v=6_gZNcZCL-c
サイダーの雨の中で口笛を吹いた
ワガママな傘の下でイジワルに泣いた
つめたくされることも気持ちイイな
透き通る水のような仲直りの瞬間(とき)
♪ラララ
簡単なメロディー
曖昧なハーモニー
五月雨の午後に
みずいろのハートマークを色違いで持ってる
なんでもない様なことですぐあったかくなれる
「おひさまの味がするよ、トマトジュースは」
苦手なの知ってるくせに でもがんばってのむよ
♪ラララ
シンプルなメロディー
ドンマイなハーモニー
ミラクルな午後に
あまくないヨーグルトを食べるときに
ちょっとだけ思い出してくれたなら
それでいいよ
♪ラララ
簡単なメロディー
曖昧なハーモニー
五月雨の午後に
はにかんだ君に
僕はこの曲がCOILがつくった歌の中でも1、2を争うくらい好きです
とにかくかわいいんですよね
サイダーの雨、五月雨の午後、水色のハートマーク、トマトジュース、あまくないヨーグルト
こういう言葉がこの曲の中でキラキラ光っているような気がします
パッと見てよくわかるような、わからないような歌詞ですよね
明確な意図があるわけじゃない
でもかわいくて楽しいんです
思わず笑みが零れるような
それに実際この歌はかなり秀逸です
行間とか、曲全体の雰囲気をとって見ても
そう簡単に書ける歌詞ではないです
一見何気ないようなワードをうまくちりばめて、すごくさわやかな世界を感じさせてくれます
あとこのPVも好きなんですよね
これはCOILバージョンですが、ほんとにかわいくて・・・
さっきからかわいいしか言ってないような気もしますが
まあかわいいは正義っていいますけど
ある意味それは真理だと思ってますし
なんか取り留めのない記事になってしまいましたけど
まあ変にひねったモノの見方をしなくていいってことですね
好きなモノは声を大にして好きだって叫ぶべきです
佐野元春の歌にもそんな歌詞があった気がします